激走!埼玉東京200キロ「小江戸大江戸200K完走記」後編:東京編
胃痛に苦しみながら92キロを走り、残りは114キロ。
残る時間は22時間。
前編はこちら↓
激走!埼玉東京200キロ「小江戸大江戸200K完走記」前編:埼玉編 - ランニング・ガイ
昨年よりも30分早く川越・蓮馨寺に帰ってきました。
昨年は上下をフル着替えしたり、ストレッチをしたりと30分以上このエイドで過ごしてしまいました。
今年はこの時間を短くしようと、まずタイツとアンダーウェアは着替えなし。
上とソックスだけ着替え。
ただ疲れているのか動きが遅い。
結局30分かかってエイドを出発します。
時間は22時
暖かい予報なので、ナイトランも昼にプラス1枚の薄着で。
しっかりとライトを付けて、東京へ向かって埼玉川越から川越街道を走ります。
途中で近くに住むロジャーさんともお会いできた。
てっぺんまわったところで待っててくれるのは感謝しかないです。
100キロを超えたあたりから猛烈な眠気。
これは昨年感じなかったこと。
右脚も強烈な痙攣。
正常な判断ができる頭ではない。
リタイヤしたい。
そんな中、会社のLINEから幾つもの明日どこどこで応援してますメッセージが届く。
そこまでは這ってでもがんばらねば。
脚は回復しないが、眠気は東京に入ったら覚めました。
中野坂上のエイド、成願寺でニュージーランドの友人に朝4時の応援を頂き、精神的には回復。歩けるところまで歩こう。
午前4時の東京都庁。
国立競技場。ここでも友人の応援が。朝早くからありがとうございます。
東京タワー手前で日の出。
日が出ると足も回復します。痛みは変わりませんが走れるようになりました。
皇居。
勝鬨橋。会社近く(笑)。
信号は多いですが、スカイツリーまで順調に走れます。
でもいつ終わってもおかしくない足。行けるところまで行こう。
浅草寺。
私設エイドがある鳥越神社。
他にもたくさん応援の方々が道道で私設エイドを開設されており、非常に感謝です。
最後の足を使い切る150キロ〜180キロ区間。
東京は朝霞の方から入って
池袋
新宿
代々木
六本木
東京タワー
皇居
月島
両国
浅草
赤羽
高島平
を巡るコース。
高島平エイド。ここからはあと20キロ少し。
脚はすっかり使い果たしました。時速5キロでぎりぎりゴールできるペース。
休まずに先を急ぎます。
荒川の風が向かい風。埼玉コースで楽したせいですな。
皆さんの応援を力にして。
最後の力を振り絞り。ラスト10キロ。
途中たくさん生えてるこの木にさえ感謝?し。
206キロの旅、ゴール!
靴下脱いだら血染めでした。
35時間半走るか歩くかし続けました。100キロ地点で完全に完走は諦めてたので驚き。
肉体に限界はありますが、精神に限界はないですな。
206キロは東京から真っ直ぐ伸ばせば静岡のエコパスタジアムに辿り着ける距離。
コースもバラエティに富んでいて面白く、もっと普通の精神状態で楽しみたいと毎回思います。
全ての応援に来てくださった方。
またSNS通じて声援を送ってくださった方のおかげです。
本当に感謝してます。
この歳になると安全地帯にいてなかなかチャレンジすることが少なくなります。
毎年何かしらにはチャレンジしていきたい今後もそう思います。
読んで頂きありがとうございました。
ちなみに歩けるようになるにはまる一日。
走れるようになるには1週間。
10日経った今でも痛みは残ってます。
挑戦される方は参考まで。