丹沢トレラン33km
TJAR(トランス・ジャパン・アルプス・レース)のゴールを静岡の大浜海岸で見て感動し、自分も何か成さねばならぬと向かった先は丹沢。今年まだソロ登山していないので鈍った身体に不安になりながらも、保険をかけ、登山計画を提出し、始発で渋沢駅へ。
天気予報は曇りのち雨だったのですが、これまできた中では1、2を争う位駅から綺麗に見えてます。たぶんたの山のどこか頂上に登ります。とおっ。
無補給にこだわってるわけではないのですが(むしろ営業支援に山小屋全部利用したいくらい)、足が遅すぎて休んでいる暇がないんです。なので山小屋のお世話にならくても大丈夫な位の飲料と食事を持ちます。
飲料 3.2ℓ(水&緑茶)
おしゃぶり昆布
北海道の形をした甘いパン
そして秘密兵器……
柿ピー!
TJARの選手が結構持ち込んでるのを見て、初めて投入。ピーナッツが好きではないので柿の種だけを買うか、ミックスされてる方がいいのか店で30分迷ってミックスに。
カロリーがその重量に対して高いことと飽きない食感が大切なのでナッツを抜いたら意味がないのではという自己結論に落ち着く。
いざ、丹沢。
昨日の誰かのスイカ割りの残骸。
公園は来たら、来た時よりもきれいにして帰りましょう。
何か素敵な橋、にたどり着いたところが大倉という丹沢登山のスタート地点です。
昔は丹沢クリスタルという素敵な人形が迎えてくれたここも、人妻になり大泉学園辺りに嫁いでしまって今はいません。
ここから1200m続く登りは修行。
通称バカ尾根。バカオネオネ。略してバカオネ。
登っていくとあっという間に雲にまみれて何も見えません。
山の景色は変わりやすいときいていたがここまでとは(宇宙の騎士テッカマンブレードの相葉父の名言)。
汗にパンツも靴下も濡らして2時間。
辿り着いた塔ノ岳山頂。後ろに富士山もくっきり見えてます。また晴れた。
「山の天気は変わりやす……(以下自粛)」
柿ピーをむさぼりながら10分休憩。
ここから丹沢山に向かうか、ヤビツ峠に向かうか悩みましたが、今日は夜に予定があるので行ったことはないけど距離的に短いヤビツ峠へ。
再びガスってます。ガステナーニ。
少しでも足元がふらつけば……と考えるだけでガクガクブルブルのコースを通り。
辿り着いた先は岩。岩場。
見事な猿岩石。
登ります。
近くのボルダリングジム通おうか悩んでたけど、母さん、僕行く。真人間になる。
岩場を抜けると藪漕ぎ祭り開催中。
痛い……痛いよ。
あまりスイスイ走られない下りにやられながら三ノ塔。
やはりガスガス。ガースーです。
菅総理にも見せたかった。
いくつかの峠を越えて我慢していたトイレ。
50円寄付式トイレですが、オトナなのでそこは100円入れます。いや、50円玉がなかった訳では決してない。
サイクリストと登山客で賑わってました。
バス停やお洒落なクラフトビールを飲ませる店もあり、沈没したい…気持ちを抑えて先へ。
時間には少し余裕があるので大山山頂を目指します。
二転三転した天気も少し落ち着き遠く見えるように。
記憶喪失になりそうな位の登りを登って突如現れる鳥居。
楽しい時間も終わり、後は下山です。
久しぶりのトレランなので下りがダメダメ。
生まれたての子鹿のような太ももになり、スピード激落くん。
15時になりエスケープ(下山)を強いられる時間です。鶴巻温泉まで行きたかったのですが、時間、天候(夕方から雨)、体力、初めての山ということで蓑毛方面に抜けることにしました。この辺ははやる気持ちと慎重さの天秤が求められます。
森の中はとっぷり暗くなります。
ライトは持ってきてますが、前にこの辺で熊にも会ったし、後ろ髪引かれながら下山。
蓑毛に出てラスト6kmのロードです。
秦野駅前でゴール。
渋沢駅から10時間、33km、2300mの累積標高でした。
ザックはBBP(blooper backpacks)のmiyama20。
シューズはアルトラのモンブラン。
丹沢は都内から1時間ちょっとで行けるのにテクニカルなコースが多くていいですね。
またTTT(丹沢to高尾)が出来る体力に戻せるよう山に入る回数を増やしていきたいです。